軽度発達しょうがいのある子どもたちへの理解を広める為に(no.203)
前回ご案内したNPO協働フォーラムは、会場が満杯になるほどの大盛況で、基調講演も
3つの協働事例報告もいろいろ考える事が多く、なかなか面白いフォーラムでした。
パネルディスカッションで、「この事業を請負った事で、良かった事は?」と、
コーディネーターの早瀬さんから質問されたのですが、上手く返答し切れなかったので
この場を借りて、追記したいと思います。
事例報告させて頂いた泉佐野市の男女共同参画ゲストティチャー養成・派遣事業では、
そこに関わるみなさんの成長過程に関われ、こういった事業に参画していく女性たちが
エンパワーされていくことそのものが、男女共同参画社会の実現へと向かう事であるわけで、
そのプロセスに関われた事が私にとってもSEANにとっても、実績となり、エンパワー(自信)に
つながっています。また、他の自治体の動きなども肌で実感でき、NPOと自治体との協働の
可能性も実感する事が出来ました。
「協働」は「互いの役割の違いを知ることから視野を広げ、知恵を出し合い、行動を共にする事で、
学びや成長を得るプロセス」でありたいし、「そのプロセスがあるからこそ、事業としても成果を 得るもの」と認識しています。
縦割りで完結してしまわないこと、「協働」によって多くの人を巻き込むことが大きなエネルギーや
成果を生み出す鍵なのではないかと思っています。
話は変わりますが、今年度、大阪府地域創造ビジネス構築事業として、SEANサポートとんがらし
プロジェクトは「軽度発達障害の子どものサポート、産前産後・育児の困難な親への保育・家事サポート、
介護保険対象外の家事サポート構築に向けての組織強化事業」の助成を受けています。
月1回程度、大阪府職員・高槻市職員・アドバイザー・大阪ボラ協のみなさんと会議を行いながら
事業を進めているところです。実施主体はSEANサポートとんがらしプロジェクトではあるけれど、
どこか「協働」のニュアンスも少し感じながら、なごやかに進められる会議に支えられもしています。
さて、その一環で、下記情報の通り2月4日(土)・5日(日)にワーカースタッフ養成講座を
実施いたします。
いわゆる、注意欠陥・多動性障害・学習障害・広汎性発達障害など、軽度発達しょうがいと
呼ばれている子どもたちへの対応は、まだまだ理解や認識が確立している訳ではなく、
親(特に母親)の教育(しつけ)のあり方や、本人のたいまんであるといった誤解や差別が
生じていることも多く見受けられます。
学校教育現場では、友だちとの関係をつくることが難しいタイプの子どもたちもいて、そこから
いじめが発生するなど、取り巻く大人たちが理解を持ち適切な対応を行う事の必要性を強く感じます。
療育手帳が発行されない場合が多い軽度発達しょうがいの子どもたちは、障害者福祉における
優遇制度を受けることもできないですし、少子化対策に伴う自治体ごとの子育て支援策においても、
対象外とされてしまうこともあり、公的な対応は遅れていると言わざるを得ません。
当事者である親の会だけで対応策を考えていたのでは、社会問題としてとらえにくくなって
しまうのではないかという懸念と、コミュニティビジネスとしての安定的かつ継続的なサービス提供
の必要性も感じ、SEANサポートとんがらしプロジェクトでは、第3者的なサポート体制を構築する為に
養成講座を実施する事にしました。
この養成講座では、一般の参加者を受け入れている公開講座も3講座開催いたします。
【公開講座1】「しょうがいのある子どものきょうだいへのサポート実践」をされている
NPO法人えんぱわめんと堺/ES代表の北野さんのお話。【公開講座2】医師としての専門的なお話を、
有希クリニックの鬼頭先生に。そして、【公開講座3】親(パパ)の立場でのお話をひめのさんに
お願いしています。
ぜひ、理解や協働の輪を広げていくために、特に教育現場の先生方や、関係者のみなさんに
ご参加いただければと切に願っています。
2006.1.30 かえこ
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