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感じる・考える・選ぶ・結果を獲得する(no.215)
2006年も残すところあとわずか、年を重ねるごとに時の流れの速さが増していくような気がします。
今年もまた、活動や講座を通して、子どもから大人まで、たくさんの人と出会い、時間や思いを共有しました。
わたし自身も含め多様な存在である一人ひとりが、悩みながらそれでもひたすらにひたむきに、
そこに存在していることを実感し、人との共感の中からエンパワーされている自分と出会うことができました。
さて、高槻市協働活性化モデル事業のとりくみの1つとして、2007年2月に
「子育てママのグチグチ電話相談」を高槻市立男女共同参画センター相談室の電話を活用して、
期間限定で開設します。(詳細は、下記をご覧下さい)
その取り組みに向けて電話相談員養成講座を、8日にSEAN会員を対象に実施しました。
たった1日の密度の濃い研修でしたが、和田洋子さん(大阪心のサポートセンター)の講義の中で、
「悩む力」という言葉に出会い、とても心が惹かれました。
「悩み」も「課題」も「失敗」も、起こるべくして必然的に起こっていること、そのことに多くの学びを得る
チャンスが潜んでいる、だからしっかり受け止め、そしてそれを受け止める力が自分にあることを信じたい、
とこれまでも思っていました。
今回の講座で「悩む」ということは、できごとにふたをしたり、見ないふりをしていない証として、
それを「パワー」であると認識することを学びました。
講座で出会う参加者の中に、悩んでいること自体に、悩んでいる人をよく見かけます。
「悩む」ことを肯定的に意味づけなおすことが、エンパワーを促すことになるのだと勇気を得た気がしました。
自分で感じる、考える、選択する、そしてその結果の責任や評価を自分のものとして獲得する。
それらの一つひとつは、わたしがわたしであるために、またあなたがあなたであるために
とても大事なことがらです。
そのどれをも人に委ねずに、自分の手にすれば、当然悩みが生じることもあり、その悩みを受け入れ、
一歩先に進めた時にこそエンパワーしている自分と出会えるのだと思います。
けれども、成長過程である子ども時代に、構造的な関係での強者である大人から、境界線を
踏み越えられコントロールされてしまうことがよくあります。
「愛している」から、子どもを所有し、支配する。
「心配している」から、境界線を越え、管理する。
その大人から子どもへの人権侵害の構図と、恋人間や夫婦間の親密な関係における暴力である
DVの構図が、似ているのではないかと最近思いはじめました。
子ども時代は親の保護がなければ生きてはいけません。
無視され、関心を示してもらえなければ命の保障がありません。
ですから、命を落としてしまうほどの目に余る虐待は別として、所有され、管理され、支配されることを
「愛されている」こととして受け入れざるを得なくなるのだと思います。
自分で感じ、考え、選び、その結果を獲得することも許されず、支配や束縛、管理を「愛」だと
教え込まれるわけですから、当然大人になってからも同じ関係にはまりやすくなることもある
のではないかと思います。
恋人間では、嫌われたくない、手放したくない、自分だけのものであって欲しいといった恋愛感情が生じます。そんな中関心を示してもらえないよりも、束縛されあるいは束縛し、管理されあるいは管理する方が、
関心を向けてくれている、または向けていることとして実感を得やすくなるということです。
そして、いつの間にかその延長線上で、「いやなことをいやと言えない」あるいは「言わせない」関係を
つくり、一方的な支配関係の中、暴力を振るわれる恐怖感や自分から離れていくのではないかといった
恐怖感も手伝って、そこから抜け出せなくなってしまうのではないでしょうか。
夫婦間ならなおのこと、婚姻届といった契約の中で、例えば「亭主関白」「良妻賢母」といった
夫と妻、父と母、婿と嫁といった性役割分業をよしとする社会メッセージや、2人で1人、
二人三脚の夫婦像が人権侵害であるDVを容認する構造を生み出し、毎年120人〜130人もの妻たちが
夫から殺されてしまうという悲劇が繰り返されているのだと思います。
子ども時代に安全で安心できる環境や関係性のもと、「悲しい」「腹が立つ」「怖い」「楽しい」「うれしい」
といった感情を自分の力として十分に受け止め、そして、その感情を通し、自分の考えを理解し、
自分自身の感情に支配されてしまうことなく、主体者として自分で考えと行動を選び、その結果を
引き受けていく、その繰り返しの中で「自立」と「自律」を子どもたちに育むことを、大人の責任として
子どもたちに保障していきたいと思います。
そして、ありのままの自分を生きることを通し、自分自身の感情と思考と行動の責任を誰のせいにもせず、
誰のためでもなく選び、自分の存在意義を信じられる自分でありたいと思いながら新しい年を
迎えたいと思います。
2006.12.9
::::::::::【SEANのもぎたて情報】:::::::::::::
1)平成18年度男女平等教育推進事業 弁天町ヒューマンセミナー
子どもを被害者にも加害者にもさせないために
〜<男らしさ・女らしさ>と暴力のかかわりから考える〜 お話:遠矢 家永子
12月16日(土)14時〜16時 無料 大阪市弁天町市民学習センター
<お申込> 上記センター「子ども」係 06−6577−1430
2)大阪市矢田青少年会館 家庭教育支援総合推進事業
「あなた」が変われば 子どもも変わる 〜子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために〜
お話:遠矢 家永子
連続講座12月11日(月)・18日(月) 各18:30〜20:30 無料
会場:矢田北小学校
<お申込> 大阪市立矢田青少年会館 06−6697−3720
3)高槻市協働活性化モデル事業
協働開催:SEAN・高槻市立男女共同参画センター
子育てママのグチグチ電話相談
開設日:2月の各水曜日と金曜日の9時〜18時
2日・7日・9日・14日・16日・21日・23日・28日
電話番号:072・685・3748 *子育て中の方に、ぜひお知らせ下さい!
4)子育てママのおしゃべり広場 (保育つき、ママのための安心おしゃべり広場です)
テーマ 「わたし」
1月9日・23日(火)結婚とわたし
2月6日・20日(火)子育てとわたし
3月6日・20日(火)これからのわたし
*ファシリテーター 遠矢 家永子
*SEAN 1F つどいのスペース
*定員7名(先着順)
*参加費 テーマごとに前納(茶菓子代含む)
非会員4,200円(700円×6回) 正会員3,000円
*保育料 1人目1,000円・2人目から700円
(KIDSステーション2時間保育:通常は1人2,000円)
5)みんなであそぼっ!ともだちつくろっ!わくわくキッズ! (造形遊び一時預かり保育)
12月5日(火) お買物ごっこ!
12日(火) ゆらゆらシーソーをつくろう!
19日(火) クリスマスパーティにあつまれ〜!
*講師:サポートとんがらしワーカースタッフ
*毎金曜日 9時30分〜12時
KIDSステーション(SEAN事務所2F)
*参加費 1回 2,000円(正会員1,500円) 材料費各100円
3回事前申込の場合 5,000円
*定員 10名(要申し込み)
6)予告
SEANサポートとんがらしワークスタッフ養成講座
3月17日(土)・18日(日) 各10時〜4時15分
*公開講座も3講座予定しています
ブックレットになりました!!
ジェンダーフリーで綴るNPO発信レポート「かえこのちょっと言わせて」
no.1(1〜20) →在庫なし
no.2(21〜40)→在庫なし
no.3(41〜60)→在庫なし
no.4(61〜80)
申し込み 各400円
「かえこのちょっと言わせて」バックナンバー
no.81/no.82/no.83/no.84/no.85/no.86/no.87/no.88/no.89/rinjigou/no.90
/no.91/no.92/no.93/no.94/no.95/no.96/no.97/no.98/no.99/no.100/
no.101/no.102/no.103/no.104/no.105/no.106/no.107/no.108/no.109/no.110
no.111/no.112/no.113/no.114/no.115/no.116/no.117/no.118/no.199/no.200/no.201
no.202/no.203/no.204/no.205/no.206/no.207/no.208
no.209/no.210/no.211/no.212
no213子どもの育ちと関わるということ
no214 2つの協働事業の取り組み
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