|
|
 |
首長の思想と手腕がものをいう(no.226)
1/20につくばみらい市主催で予定されていた平川和子さん(東京フェミニストセラピーセンター所長)
の男女共同参画講演会「自分さえガマンすればいいの? ―DV被害実態の理解と支援の実際」が、
直前の1/16になって、市によって中止を決定されていたことが新聞で報道され、この分野に取り組む
仲間たちに大きな波紋を投げかけました。
報道によれば、1/16にDV防止法に反対する民間団体が、市役所前で「数人が拡声器を使って抗議する騒ぎ」
を起こしたため、市の担当者が「混乱を招く」「市民に危険が及ぶ恐れがある」と中止を決定したということです。
下記は、抗議署名を呼びかけるメールからの抜粋ですが、この抗議署名に私も署名をさせていただきました。
〔講師予定者の平川さんが直ちに市長宛に送った抗議文によれば、市側の説明では「西村と名乗る男性と
他に数名の女性が、役所内に拡声器を持って押しかけ、職員に対する誹謗中傷などを大声でまくしたて、
講演会の中止を求めて詰めより、そのうえ講演会の当日には街宣活動を行うとの予告をしたため、
講演会の参加者に危険が及ぶ恐れがあるとの判断のもと、やむなく中止した」とあります。
平川さんはこれを「講演会主催者と私に対する暴力であり、参加市民に対する暴力」にほかならない
と認識しており、私たちも彼女の認識に全面的に同意します。〕
〔改正DV防止法(2007年制定本年1月11日施行)によれば「主務大臣(法務大臣と厚生労働大臣)は
都道府県又は市町村に対し、都道府県基本計画又は市町村基本計画の作成のために必要な助言
その他の援助を行うように努めなければならない」(第2条の3、5項)とされています。
改正前にすでに茨城県が策定したDV対策基本計画の関係文書によれば、「県民一人ひとりが
『DVは許さない』といった認識を強く持っていただくことが、何よりも大切なことです。
このため、県では、今後とも学校や家庭、地域、職場などにおいて、人権意識を高める教育や
男女平等の理念に基づく教育を促進していきます」とあります。
つくばみらい市が計画していた講演会は、まさに県が推進している「地域における人権意識を高める教育」
そのものといえます。そのような事業が少数の暴力によって妨害されることを、見過ごすわけにはいきません。〕
新聞報道によると、21日宇都宮市でDVの保護申し立てをする直前の32歳の女性が、別居中の夫に
押し入られ刺殺されるという事件が起こっています。今回のつくばみらい市の妨害者たちの主張する
「被害者のシェルターへの保護は家族を破壊する」といった主張は、加害者の視点に立った勝手な
言い分でしかありません。
ましてや、恫喝や威嚇が、まかり通る世の中であっていいはずがありません。
「DVという暴力を許さない」と主張する市が「恫喝という暴力」に屈したという皮肉な出来事のように感じます。
〔新潟県長岡市でも、平川さんの講演会が予定されており、同メンバーが脅しをかけて妨害しようと
したそうですが、市長は『圧力には屈しない』と毅然とした態度。どの町にあっても首長にはこうで
あってほしいものだと思います。つくばみらい市の詳細は、次のサイトを参考になさってください。
http://www.againstgfb.com/index.htm〕
という情報も届いています。
首長の思想や手腕もものをいうのでしょう。大阪府も知事選を控えています。家族役割を
強化するような子育て支援策を推し進め、男女共同参画推進を後退させる思想の持ち主が
知事になっては困ります。
知名度があるが故の人気投票にならないよう、候補者の打ち出す政策をしっかり読み解くよう、
今年成人式を迎えた娘にもしっかり伝えたいと思います。
2008.1.23 かえこ
:::::::【SEANのもぎたて情報】:::::::::
★☆★盛りだくさんの情報掲載中!!スケジュールチェックをお忘れなく!!★☆★
*お申込み・お問合せはSEANまで
1)枚方市男女共同参画社会づくり支援講座事業
♪気づきのワークショップ♪SEAプログラム
性別ではなく 人として 強くやさしく
*誰もが大切にされ、活かされる社会をめざして*
2008年2月16日(土) 10時〜16時
ラポールひらかた3F 研修室2 G-Freeスタッフ 遠矢・小林・保村
参加無料 定員25名 保育あり 1,000円(要事前申込み)
主催:枚方市
申込みは下記SEAN事務局まで
2)子どもを取り巻くジェンダーに関する企画を
G-Freeプロジェクトで検討中
2008年3月16日(日)
高槻市立総合市民交流センター5F 視聴覚室
*乞うご期待!
3)サポートとんがらし有償スタッフ養成講座
4月26日(土)10時〜16時
@NPOとは?ジェンダーについて 遠矢 家永子(SEAN代表)
A【公開講座】 子どもの発達心理 落合 正行さん(追手門学院大学教授)
4月27日(日)10時〜16時
B【公開講座】 コディネーター概論 筒井 のりこさん(龍谷大学教授、日本ボランティア
コーディネーター協会<JVCA>代表理事)
Cサポートとんがらしの現状 中村 淑子(SEANサポートとんがらし代表)
高槻市立総合市民交流センター 第4会議室
<資料代>
【養成講座】 ワーカー登録会員2,500円 新規ワーカー登録希望者4,000円
【公開講座】 正会員500円・非会員900円
ブックレットになりました!!
ジェンダーフリーで綴るNPO発信レポート「かえこのちょっと言わせて」
no.1(1〜20) →在庫なし
no.2(21〜40)→在庫なし
no.3(41〜60)→在庫なし
no.4(61〜80)
申し込み 各400円
「かえこのちょっと言わせて」バックナンバー
no.81/no.82/no.83/no.84/no.85/no.86/no.87/no.88/no.89/rinjigou/no.90
/no.91/no.92/no.93/no.94/no.95/no.96/no.97/no.98/no.99/no.100/
no.101/no.102/no.103/no.104/no.105/no.106/no.107/no.108/no.109/no.110
no.111/no.112/no.113/no.114/no.115/no.116/no.117/no.118/no.199/no.200/no.201
no.202/no.203/no.204/no.205/no.206/no.207/no.208
no.209/no.210/no.211/no.212
no213子どもの育ちと関わるということ
no214 2つの協働事業の取り組み
no.215感じる・考える・選ぶ・結果を獲得する
no216「格差社会」をあなたは望みますか?
no.217「女性は産む機械」発言で、思うこと
no.218「死」と向き合うことは、「生」を実感すること
no.219「人権」規範と「道徳」規範
no220行財政改革と市民協働
no.221善良で真面目な市民が幸せになれる社会を
no222「強さ」を再考しよう
no223「強さ」を再考しよう(2)
no224子どもたちの現実と、大人社会の混乱
2008年☆「人権尊重」と「協働」の実践を!(no.225)
|