かえこのちょっと言わせて (no.84)

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    イラクについて思うこと

 混迷するイラクについての情報が、メールでたくさん送られてきます。
それらの情報はメディアでは報道されないものが多く、報道の偏りや意図的な操作に
憤りを感じることも多々あります。テレビ・インターネットからの情報や、それに関する
賛否の声に耳を傾けながらいろいろな思いが湧き上がってきます。
 下記の2つの情報は私が参加しているMLからの情報抜粋で、1つ目はイラクの女性による
戦争等を話題にしたブロッグを日本語に翻訳されたものです。
http://www.geocities.jp/riverbendblog/

[イラクからのレポート バグダードバーニングbyリバーベンド
 2004年4月9日金曜日
 今日、イラク操り人形評議会が“建国記念日”といって祝うこの日は、“ファルージャ大虐殺”
の日として記憶されるだろう…ブレマーは、ついさっき休戦を命じ、爆撃は停止されると宣言した。
しかし、爆撃は、いまこれを書いているあいだも続いている。
ファルージャでは3百人以上が死んだ。市のサッカー場で死者たちの埋葬が始まった。
墓地の近辺への立ち入りを禁止されているからだ。死体は暑さで腐敗し始めていて、
人々は到着するとすぐ、なんとか埋葬しようと必死だ。かつて若者の足が走り歓声に
満たされたフィールドは、男たち、女たち、こどもたちの埋められた一大墓地と化した。
 ファルージャの人々は、これまでの48時間、女性と子どもを市から出そうと一生懸命だった。
しかし、市外へ向かう道路はすべてアメリカ軍によって封鎖され、たえまなく銃撃され爆撃されている…
私たちはテレビを見て泣き、叫んでいる。病院は犠牲者であふれている…腕や足を失った人たち…
愛する人を失った人たち。薬も包帯も足りない…これはアメリカ軍のしたこと、
何てひどいことするのか。
これは、集団懲罰だ…これが、私たちのおかれた混乱状況への解決法なのか?
これが、作戦の‘核心’たる‘心理戦’?]

[2004年4月12日、15:32 Makka Time, 12:32 GMT
一時の停戦を破る散発的衝突病院関係者によると、一週間前に米占領軍によって開始された
レジスタンス勢力掃討作戦による戦闘のイラク人犠牲者は600人を超えた。
 『600人以上が殺されたと言えるでしょう。しかし家族の多くがすでに死者を自宅の庭などに
埋葬してしまっているため、正確な数字は不明です』とファルージャにある病院の院長、
ラファ・アル・イッサウィ医師はアルジャジーラに語った。
 米軍がサダム・フセインを転覆させるためにイラクを侵略して以来最も激しいもののうちに
入るこの戦闘による負傷者は、アル・イッサウィ医師の見積もりでは1200人に上る。
アルジャジーラのファルージャ特派員は、アメリカ占領軍とイラクのレジスタンス勢力との間で
停戦合意がかわされたにも関わらず、その後米占領軍の攻撃で11人が死亡し、
およそ50人の負傷者が出たと伝えている。
また、金曜に発表された5つの国際NGOのアセスメントは、ファルージャでの死者を470名と伝えている。
同アセスメントは、1200人の負傷者のうち、243名は女性、200名は子どもであると報告している。
報告には、この統計は少なく見積もったものだとの忠告が添えられている。
『道には死体が散乱している。救急車はスナイパーの攻撃を受けている。薬や援助物資の供給は、
占領軍によって止められている』と、あるNGOは報告している。
ファルージャで一週間に及ぶ作戦を展開している海兵隊は、民間人を無差別に攻撃し、
女性や子どもを殺害している疑いをもたれている。]

 今日拉致されたイタリア人が殺されたことで、イタリアの首相が「イラクを平和に導くために
軍隊の撤退は行わない」と表明したとの報道を見ました。
「イラクを平和に導くため」に、何故イラク国民が殺されなければならないのか私は不思議でたまらない。
何故「イラクを平和に導くために」、後世まで命に影響をもたらす劣化ウラン弾が使用されたのか
私には理解できない。
 「やられたらやりかえす」「やられる前にやっつける」「正義の名の下での暴力はやむを得ない」
それらの考え方が、いかに矛盾をはらんでいるかに私たちは気づくべき時がきているのだと思います。
 「イラクに平和を導くため」という目的を口にするのであれば、その一点に目的を集中させ
今何をなすべきかを議論すべきでしょう。
「テロに屈する」という言葉をどのように使うか、国のメンツよりもこの世に生を受けた
すべての国の一人ひとりの尊い命の保障を、それがテロに屈しないことなのだと思います。
「暴力の連鎖」に巻きこまれないこと、「暴力の連鎖」を断ち切るために知恵を出し合うこと、
そして勇気と行動だと思います。イラクの子どもたちの未来を奪う権利など誰にもないはずです。
2003年度取り組んだG-Freeプログラムの4時限目に、「暴力の連鎖」について考えるワークショップを
含めています。暴力的解決方法は、新たな暴力を生み出します。暴力以外の方法は
必ずあるはずだと私は信じています。
理想主義だとの声が聞こえてきそうですが、『どんな命も軽んじてはいけない』『どの人の
尊厳も踏みにじってはいけない』そのことだけは忘れたくないと改めて強く思います。
                         2004.4.15 かえこ

*イラクで犠牲になった子どもたちの画像サイトです
 私たちの住むこの国が、この惨劇に加担していることを知る義務が私たちには
あるのではないでしょうか?
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/056E41CC-27F4-4FE4-B33E-F39160EA16A5.htm



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