かえこのちょっと言わせて (no.87)

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   NPOを支えるための「金」「知恵」「汗」

 先日、(社)子ども情報研究センターの第28回総会に一会員として参加させて
いただきました。
 記念講演は「子どものまわりを歩き続けて いま、思うこと」と題した、教育ジャーナリスト青木悦さんの
お話でした。
 10年程前、上の娘が小学生だった頃、PTA役員を担っていたことで、青木悦さんをお呼びして講演会を
開催したことを懐かしく思い出しました。当時「まぼろしの子ども像」のお話にいたく共感したことを
覚えていますが、子どもたちをとりまく状況があまり変わっていないことを改めて実感しました。
 また、「まぼろしの○○像」を他者への抑圧とし、それがかなわなければ不安を増幅させ、
相手をさらに抑圧していく構造は、「母親像」「嫁像」「妻像」「父親像」「夫像」などのジェンダーに関する
問題などいたるところに存在するのではないかと思えました。
 もちろん、構造的な力関係がある場合、「互いに」という観点には立てませんが、「あるがままを信頼し合力」にエネルギーを注げる心の余裕を、持てる世の中を模索したいと思います。

 話は変わりますが、子ども情報研究センターは総会を28回も重ねてこられた程の実績のある団体です。
確かな実績があるにもかかわらず、理事やスタッフのみなさんのおごり高ぶらない真摯な姿勢に、
SEANも後に続いていけるといいなぁと思います。
 総会時、NPO・NGOに関わってこられた理事の方が、こんな話をされました。「NPO・NGOを支えている
のは、会員のみなさんの『金』『知恵』『汗』です。」
 この言葉にとても共感しました。どのNPO・NGOも、財源と人材確保が悩みの種です。
SEANとて同じこと。利益追求を第一に考える企業とは違って、NPO・NGOは利益ではなく理念を
第1目的としています。その上、公益活動に取り組むNPO・NGOは社会的弱者や環境等を対象としており、
基本的には事業収入が得にくく、会員みなさんの『金』『知恵』『汗』によって活動が支えられている訳です。
 また、この活動を継続的に事業化するためには、それを機能させるために働いている専従のスタッフの
人件費も含めた労働条件を整える必要があります。しかしながら、『金』『知恵』『汗』の比重は
その専従スタッフに重くのしかかる事が多く、その負担を無理強いすることで組織の解体を
余儀なくしてしまったり、次の担い手に引き継ぐことも難しくしてしまう結果を引き起こします。
 会員のみなさんが『金』『知恵』『汗』を進んで提供してくださるには、この取り組みの重要性や必要性を
分かりやすく伝え、みなさんの『金』『知恵』『汗』による関わりが、いかにこの取り組みを支えているかを、
お知らせする説明責任が理事会ならびに運営側にあるのだと思います。
 今後も会員のみなさんが様々な方法で仲間として参画し、その結果エンパワーされることを目指して、
地道に活動を続けていきたいと思います。

 SEANは6月5日に、第4回目の総会を開催します。まだまだ、順風満帆という訳にはいきませんが、
なんとか維持していく努力をしたいと思います。総会後、2時45分からSAYOさんの痛快なひとり人形芝居と、5時からMASAさんの心癒されるサックスライブとつまがりのわを広げる軽食付交流会を開催します。
まだまだ、定員まで空きがありますので、ご都合のつく方はぜひご参加下さい。
 心よりお待ちしています。

                  2004.6.1. かえこ


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